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災害時における「自助」「公助」そして「共助」

災害から身を守るための考え方として「自助」「公助」そして「共助」という考え方があります。

「自助」は、自分を助ける、つまり自分自身で行うことのできる災害への備えを指します。
災害備蓄品をご自身で購入し、ご自宅で保管する、などの対処が考えられます。

「公助」は、公的機関による支援を指します。
国や地方自治体では、いざという時のための備蓄を蓄えていると共に、自衛隊、消防署を始め、様々な組織が災害に対する準備をしています。公的機関の組織的な対応は災害復興のために欠かせない存在となっています。

かつては「自助」と「公助」が災害対策の中心となっていました。
しかし東日本大震災を始めとする、各地に甚大な被害をもたらした災害を受けて、人々の生存確率を上げるには、さらなる対策が必要とされています。
それが、個人だけでなく、また公的機関による支援でもない、仲間で守る「共助」の考え方です。
政府からの発表においても、各団体において「自助」「共助」を前提としたガイドラインの作成を奨励しています。

どのような被害が起きるかを事前想定をすることが難しい昨今において、備蓄品が備えられていることも重要ですが、助け合える仲間が近くにいることも同じぐらい重要である、と我々は考えます。
しかし、現代社会では、バーチャルなつながりが地理的制約を超えて繋がれるようになった一方で、人と人とのつながりは多様かつ複雑化しつつあります。その中で、お互いを助け合える近隣のリアルな繋がりを作るのは、簡単ではありません。

我々は、そのつながりを「備蓄品」というリアルなもの、「チーム」というリアルなコミュニティ、そして「IT」というツールを用いて作り上げることにチャレンジしています。
チームの求心力を活用し、ファンの皆様が備蓄品を持ち合い、いざという時にお互いを助けられる状態をつくる、それをITで支援する形を目指しています。